Q&A
よくある質問
Q1. 歯科健診でCOの診断を受けました。どうしたらよいでしょうか?
CO(シ-オ-)とは現在のところむし歯とはいえませんが、口腔環境が悪ければむし歯に発展する可能性が高く、また逆に良ければ健全歯に移行する可能性のある状態の歯です。そのため毎日きれいに清掃し、甘味飲食物の摂取制限や生活リズムの改善などむし歯に移行しないようにする努力が必要です。フッ素・キシリトールの効果的な使用も有用です。定期的に歯科医院を受診し、良好な状態に保たれているか確認してもらう事をお勧めします。
Q2. 定期健診は必要ですか?
歯科における二大疾患であるむし歯と歯周病は生活習慣病です。たとえ治療が終わっても再発しやすい病気です。せっかく回復したお口の健康をずっと維持するためには、毎日のきちんとした歯みがきと規則正しい生活習慣、そして専門家による定期的なチェックが必要です。
定期検診を受けることにより早期に疾患を発見できるメリットがあります。重症化すると治療期間がかかり治療費も高額になります。そのようなことを避けるためにも定期検診は必要です。
定期検診を受けることにより早期に疾患を発見できるメリットがあります。重症化すると治療期間がかかり治療費も高額になります。そのようなことを避けるためにも定期検診は必要です。
Q3.
フッ素は安全ですか?
フッ素は歯の表面のエナメル質を改善し、かつ強くします。さらに再石灰化を促進する作用があります。また、むし歯菌の成長を抑制し酸産生を阻害するなどプラーク(歯垢)抑制効果もあります。このためフッ素を有効に利用する事は大きなメリットがあります。一部に安全性に問題があるという意見もあります。たとえばフッ素洗口後、洗口液を吐き出しても全体量の10〜20%の液がお口の中に残りますが、その量は毎日紅茶1~2杯飲んだ時のフッ素量とほぼ同じです。フッ素の性質をよく知った上で、使用方法や使用量など歯科医と相談して、効果的に使用することが勧められます。
Q4. 歯垢と歯石はどう違いますか?
歯垢(プラック、プラーク)とは、歯の表面に付着した微生物の集団のことで、虫歯や歯周病の原因となるものです。歯垢を食べ物のカスと思っている方も多いようですが、全く違うものです。食べ物のカスはうがいで取れますが、歯垢は歯に粘着しているので、うがいでは取れません。正しい歯磨きによってのみ取ることができます。ただし歯周病が進行すると、歯と歯ぐきの間に深い溝(ポケット)ができます。ポケットの中の歯垢は歯磨きでは取れませんので、歯科医院で取ってもらいましょう。
歯石は、歯垢に唾液中のカルシウムやリンが付着し石灰化したもので、化石のようなものです。昔は、歯石が歯周病の原因と考えられてきましたが、歯石そのものは歯垢のように感染したり毒素を出したりして歯ぐきに悪い影響を与えるものではないことがわかってきました。しかし、歯石の表面は粗造で、歯垢バイキンの住家になるので、歯垢のコントロール(プラークコントロール)の一環として歯石は取ってもらいましょう。
歯石は、歯垢に唾液中のカルシウムやリンが付着し石灰化したもので、化石のようなものです。昔は、歯石が歯周病の原因と考えられてきましたが、歯石そのものは歯垢のように感染したり毒素を出したりして歯ぐきに悪い影響を与えるものではないことがわかってきました。しかし、歯石の表面は粗造で、歯垢バイキンの住家になるので、歯垢のコントロール(プラークコントロール)の一環として歯石は取ってもらいましょう。
Q5. 定期受診ということで、自覚症状がなくとも定期的に受診することになるのですか。
歯を失う原因はむし歯と歯周病ですが、現在これらの病気は予防が可能です。むし歯と歯周病のいずれも生活習慣病であり、その人個人の日々の生活習慣(食生活や歯みがきを含む)を背景としておこる病気といえます。生活習慣病には、糖尿病や高血圧、心臓病や脳血管障害などがありますが、これらの病気に共通した特徴として、本人が知らず知らずのうちに深くゆっくり、かつ静かに進行し、何らかの症状が表れるころにはかなり進行した状態になっていること、また完全な治癒がほとんど望めないことなどが挙げられます。むし歯や歯周病も同様です。痛みや腫れ、かめないなどの症状が出た時、その歯はかなり重症なのです。
「でも歯医者に行けば、むし歯も歯周病も治してくれるんでしょう?」と思う方がほとんどだと思いますが、むし歯は治療するといっても金属や合成樹脂などの人工物で置き換えること、歯周病は症状を和らげたり進行を止めることが主体です。私達の体で風邪が治ったり、ケガしてできた傷が癒えるのとは全く異なるのです。元通りになるわけではありません。治療した後も、再発の危険が常に伴います。メインテナンスが悪い場合、行き着く先は、“抜歯”(つまりダメになった歯を抜くこと)です。「ダメになった歯は抜いて、入れ歯にすればいいさ」という方もいますが、以前の歯と全く同じ感覚でかめる入れ歯はありません。入れ歯を入れることを余儀なくされて初めて、「もっと自分の歯を大事にしておくんだった」と皆さん後悔するのです。むし歯も歯周病も予防することがとても大事であることがおわかりいただけたと思います。ここでいう予防とは、むし歯や歯周病がおこらないことはもちろんですが、不幸にもすでに一度でも治療したむし歯や歯周病をそれ以上進行させないことを意味します。そのためには、日頃は受診者の皆さんに口の中のお手入れ(ホームケア、セルフケア)をしていただき、定期的に受診していただいた上で、専門家の目でチェックし、必要な処置を行うこと(プロフェッショナルケア)が重要です。定期的に受診していただくのはそのためです。
「でも歯医者に行けば、むし歯も歯周病も治してくれるんでしょう?」と思う方がほとんどだと思いますが、むし歯は治療するといっても金属や合成樹脂などの人工物で置き換えること、歯周病は症状を和らげたり進行を止めることが主体です。私達の体で風邪が治ったり、ケガしてできた傷が癒えるのとは全く異なるのです。元通りになるわけではありません。治療した後も、再発の危険が常に伴います。メインテナンスが悪い場合、行き着く先は、“抜歯”(つまりダメになった歯を抜くこと)です。「ダメになった歯は抜いて、入れ歯にすればいいさ」という方もいますが、以前の歯と全く同じ感覚でかめる入れ歯はありません。入れ歯を入れることを余儀なくされて初めて、「もっと自分の歯を大事にしておくんだった」と皆さん後悔するのです。むし歯も歯周病も予防することがとても大事であることがおわかりいただけたと思います。ここでいう予防とは、むし歯や歯周病がおこらないことはもちろんですが、不幸にもすでに一度でも治療したむし歯や歯周病をそれ以上進行させないことを意味します。そのためには、日頃は受診者の皆さんに口の中のお手入れ(ホームケア、セルフケア)をしていただき、定期的に受診していただいた上で、専門家の目でチェックし、必要な処置を行うこと(プロフェッショナルケア)が重要です。定期的に受診していただくのはそのためです。
Q6. 虫歯はどの様に進行しますか?
虫歯(う蝕)はどこからでも発生しますが、通常歯ブラシが届きにくく歯垢がたまりやすいところから起こります。具体的には、かみ合わせの細かいしわや歯と歯の間、歯の根本が好初部位です。う蝕は歯の内部に向かって進行しますが、歯の中には神経(歯髄)があり、歯髄に炎症が起こると強い痛みを感じます。これが歯髄炎です。歯髄炎を放置しておくと、歯髄は死んでしまい、いったん痛みは消失しますが、炎症は歯根の小さな穴から骨(歯槽骨)に向かって広がり(根尖性歯周炎)、根尖病巣を作ります。そのころには、咬んだとき痛いという症状が出ます。それがさらに広がると歯ぐきに膿がたまり、ズキズキ痛みが出て最後には歯ぐきを破って膿が出ます。
Q7. 領収書について、再発行は可能ですか?
当院では、税務上の観点から「診療費請求書兼領収証」の再発行は原則として行っておりません。
もし紛失された場合、以下の対応を取らせていただきます。
1.再発行手数料
再発行には、1枚につき 550円(税込) の手数料を頂戴いたします。
2.再発行の表記
再発行した領収証には、二重発行を防ぐために「再発行」と明記させていただきます。
3.再発行の手続き
再発行をご希望の場合は、当院の受付まで直接お越しください。
(郵送対応は行っておりませんので、ご了承ください。)
ご不便をおかけすることがあるかもしれませんが、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
もし紛失された場合、以下の対応を取らせていただきます。
1.再発行手数料
再発行には、1枚につき 550円(税込) の手数料を頂戴いたします。
2.再発行の表記
再発行した領収証には、二重発行を防ぐために「再発行」と明記させていただきます。
3.再発行の手続き
再発行をご希望の場合は、当院の受付まで直接お越しください。
(郵送対応は行っておりませんので、ご了承ください。)
ご不便をおかけすることがあるかもしれませんが、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
Q8. 歯周病とは?
歯肉(歯ぐき)や歯槽骨など、歯をささえている組織の病気です。歯周病になると歯肉は赤みを増し、腫れて、容易に出血するようになります。また、歯根のまわりの歯槽骨は吸収してしまい、吸収がある程度進むと歯がぐらぐら動くようになります。歯周病は慢性の経過をとることが多く、症状が出にくい病気です。自覚症状としては、歯肉からの出血、咬んだときの違和感、口臭などが代表的ですが、強い不快感は出ず見過ごされがちです。時々、歯肉が大きく腫れ、膿がたまり痛みを伴う急性期をむかえることがありますが、それも時間がたてば自然に治ってしまうことが多く、放置されてしまいます。しかし、大きな腫れはなくなっても歯周病が治ったわけではないため、歯周病は確実に進行していきます。歯が大きく動き始めると、咬んだとき痛みを感じますが、それは歯周病がかなり進行した状態ですので、治療は困難となります。
Q9.
歯周病の原因は?
歯周病の原因は歯垢(プラーク)です。家庭での適切な歯磨きと、定期的な歯科受診をしなければ、歯周病の危険性は高まります。歯周病の進行を早める危険因子としては、歯ぎしり、糖尿病などの全身の病気、喫煙、ストレス、遺伝、ホルモンの変化、栄養不足などがあります。
Q10. 歯周病の治療は?
歯周病の原因である歯垢を除去することが基本です。歯垢の除去は毎日行わなければなりません。そのため、歯垢を効果的に除去するための適切な歯磨き法を患者さん自身が修得することが不可欠です。したがって、治療は歯ブラシ、歯間ブラシ、デンタルフロスなどの歯垢をとるための器具の適切な使い方を患者さんに身につけていただくことから始まります。歯垢が固まった歯石が付着していると、歯がでこぼこしてしまい、歯垢の除去が困難になります。歯石は歯ブラシでは除去できませんから、歯科医師がとります。歯石は歯肉に覆われている部分の歯根にも付着しており、歯肉を剥離して確実に歯石を除去する手術も行うことがあります。歯周病が治癒した後は、腫れていた歯肉が退縮するため、歯根が露出することが多く、それにより歯が長く見えたり、歯と歯の間の隙間が大きくなったり、あるいは神経がある歯ではしみるといった状態が起こります。しかし、現状ではそれらのことが起こることが予測される場合でも、歯周病の治療を行った方がいいと考えられています。歯周病は再発しやすい病気ですから、治癒した後も再び歯石がつかないように毎日の歯磨きが非常に重要です。再発がないかを検査するために、定期的な歯科受診も必要となります。
Q11. 喫煙者は歯周病の進行が早く、治癒しにくいと聞きましたが本当ですか?
本当です。喫煙はニコチンの作用で血管を収縮させ歯ぐきの血行を阻害するだけでなく、歯ぐきの生体防御作用の機能低下を起こす為、歯周病の進行が早く治療が困難となります。その他喫煙は、多くの理由で歯周病を悪化させます。
Q12. 風邪をひくと歯ぐきが痛みだします、これって歯周病ですか?
歯周病の短期間の急性発作(ランダムバースト)です。 歯周病は比較的短時間の活動期と長期間の非活動期を繰り返しながら徐々に悪化していきます。風邪や季節の変わり目など、体力が落ちると歯周病を起こす細菌から守ろうとする抵抗力が弱くなり、急性発作を起こし易くなります。つまり、歯周病を起こす細菌から身を守ろうとする宿主の抵抗力は普段、微妙にバランスが取れていて、宿主の抵抗力が落ちると相対的に細菌の攻撃力が強くなり急激な変化が起こります。
Q13. 歯槽膿漏は放っておくとどうなりますか?
歯を支えている歯周組織が破壊され、歯を支えられなくなりついには抜けてしまいます。
歯周病は噛み合わせに不具合があると、進行は早くなります。又、全体的にタバコや糖尿病などにも影響します。
歯の周囲にある歯肉や骨が細菌の毒素によって侵害をうけ、ダメージをどんどん蓄積します。
(歯肉は赤く腫れる) (骨は除々に溶けていってしまう→歯がグラグラし抜けてしまう。) (むし歯よりも歯を失う確率が高い)
歯周病は噛み合わせに不具合があると、進行は早くなります。又、全体的にタバコや糖尿病などにも影響します。
歯の周囲にある歯肉や骨が細菌の毒素によって侵害をうけ、ダメージをどんどん蓄積します。
(歯肉は赤く腫れる) (骨は除々に溶けていってしまう→歯がグラグラし抜けてしまう。) (むし歯よりも歯を失う確率が高い)
Q14. 歯周ポケットとは何ですか?
歯と歯肉の間には、健康な人でも通常1~2mmの深さの溝があり、これを「歯肉溝」といいます。この歯肉溝に歯垢(プラーク)がたまると、この中に含まれている歯周病を引き起こす細菌による感染が生じます。そして徐々に感染による炎症が歯肉の内側に波及し、歯と歯肉の間にポケット状の裂け目ができます。これを「歯周ポケット」といいますが、その深さが深いほど歯周病は進行しているということができます。
したがって、できるだけ早期にこの歯周ポケットの中の歯垢や歯石を取り除くことが大切ですが、日常のブラッシングだけでは、このポケットの中の歯垢は取りきれないものです。定期的にかかりつけの歯科医院で、歯周病のチェックを受けることをお勤めします。
したがって、できるだけ早期にこの歯周ポケットの中の歯垢や歯石を取り除くことが大切ですが、日常のブラッシングだけでは、このポケットの中の歯垢は取りきれないものです。定期的にかかりつけの歯科医院で、歯周病のチェックを受けることをお勤めします。
Q15. 歯周病の早めの治療とは、どんな症状のときに行えばよいのですか?
歯周病は大変毒性の強い、特殊な細菌による感染症です。そして歯や歯周組織は、いつもその感染の危険にさらされています。ところがやっかいなことに、歯周病の感染の初期にはほとんど自覚症状がないか、あってもごく軽微で長くは続きません。ですから多くの患者さんは、歯周病の感染に気づかないうちに病態は進行していくというのが普通です。
ブラッシングをすると出血する、あるいは水がしみる、歯肉がむずがゆい、違和感があるなどいつもと違う不快症状がでてきたら要注意です。この段階で正しいブラッシングによるプラークコントロール(口腔清掃)や、歯科医師や歯科衛生士による簡単な処置を行ってこそ、歯周病の進行は抑える事ができるのです。
ブラッシングをすると出血する、あるいは水がしみる、歯肉がむずがゆい、違和感があるなどいつもと違う不快症状がでてきたら要注意です。この段階で正しいブラッシングによるプラークコントロール(口腔清掃)や、歯科医師や歯科衛生士による簡単な処置を行ってこそ、歯周病の進行は抑える事ができるのです。
Q16. 痛みを感じることなくう蝕(むし歯)の治療を進める方法はあるのでしょうか?
う蝕の進行の程度により方法は異なります。 う蝕が歯髄(歯の神経)に近いところまで進んでいたり、歯髄まで達している場合では、麻酔なしでの治療はとても痛いものとなってしまいます。歯科の麻酔は痛いと思われがちですが、針を刺すところにあらかじめ麻酔薬の入ったゼリー状やスプレーなどをつけておくと、針を刺すときにわずかに痛いか、全く痛みを感じません。ほんのわずかの時間痛いだけで、麻酔後は痛みを感じることなく治療を受けることができます。
う蝕の進みがあまり深くはないが、かぜや水などでしみるような程度の場合は麻酔を施しての治療のほかに、現在では、レーザー装置を用いた治療や、薬品で化学的にう蝕を軟らかくしてかき取る方法、細かい粒子をう蝕のところに吹きつけて削り取ってしまう装置の使用などがあります。
う蝕の進みがあまり深くはないが、かぜや水などでしみるような程度の場合は麻酔を施しての治療のほかに、現在では、レーザー装置を用いた治療や、薬品で化学的にう蝕を軟らかくしてかき取る方法、細かい粒子をう蝕のところに吹きつけて削り取ってしまう装置の使用などがあります。
Q17. 冷たい水でしみるときと、熱いお湯でしみるときの違いはどのようなものでしょうか?
歯髄の炎症の程度の違いにより、症状が異なってきます。
冷たい水でしみるときは、う蝕による場合や、歯髄に炎症があってもまだ初期の段階であるといえます。しかし、冷たい水では感じず、熱いお湯で痛みを感じるようになってきた場合、う蝕の原因となる細菌が歯髄の方まで進み、歯髄の大部分が炎症をおこしているものといえます。つまり、熱いもので痛みを感じるようになると、う蝕がかなり進行し、歯髄全体にまで及んでしまっているといえるでしょう。
冷たい水でしみるときは、う蝕による場合や、歯髄に炎症があってもまだ初期の段階であるといえます。しかし、冷たい水では感じず、熱いお湯で痛みを感じるようになってきた場合、う蝕の原因となる細菌が歯髄の方まで進み、歯髄の大部分が炎症をおこしているものといえます。つまり、熱いもので痛みを感じるようになると、う蝕がかなり進行し、歯髄全体にまで及んでしまっているといえるでしょう。
Q18. 歯に詰めたものがどうして短期間の間にとれてしまったりするのでしょうか?
詰め物の周りがう蝕になっていることが考えられます。
詰め物がとれてしまう原因としてまず、詰め物の周りがう蝕になってしまっていることが挙げられます。う蝕の部分を削って、その場所に金属や、プラスチックの詰め物を入れますが、それらは健康な歯に対しては強力に接着します。しかし、歯と詰め物とのわずかなすき間からう蝕になることがあります。う蝕になった歯に対しては、接着力がかなり劣ります。そのため、詰め物がとれてしまうのです。特に、詰め物と歯とのすき間が大きかったり、詰め物を入れる時点でう蝕の部分が残っていたりするととれやすくなります。きちんとした処置を受けても、その後の歯磨き等を怠りう蝕になりやすい環境を作ってしまいますと、このようなことがおきてしまいます。日頃の歯磨きがとても大事です。
詰め物がとれてしまう原因としてまず、詰め物の周りがう蝕になってしまっていることが挙げられます。う蝕の部分を削って、その場所に金属や、プラスチックの詰め物を入れますが、それらは健康な歯に対しては強力に接着します。しかし、歯と詰め物とのわずかなすき間からう蝕になることがあります。う蝕になった歯に対しては、接着力がかなり劣ります。そのため、詰め物がとれてしまうのです。特に、詰め物と歯とのすき間が大きかったり、詰め物を入れる時点でう蝕の部分が残っていたりするととれやすくなります。きちんとした処置を受けても、その後の歯磨き等を怠りう蝕になりやすい環境を作ってしまいますと、このようなことがおきてしまいます。日頃の歯磨きがとても大事です。
Q19.
奥歯2本を抜いて入れ歯をいれました。なじめずはずしたままにしています。そのままで良いですか?
歯を抜いたままあまり長く放置しておくと、いろいろな障害が出てきます。抜けた歯と対合する歯が延びてきたり、後方の臼歯が前に傾斜したり、前方に移動したり、歯列にすき間ができたりします。また、噛み合わせもおかしくなり異常をきたすことがあります。
第一大臼歯が抜けた場合は30%以上も咬む力が減少し、残った歯や消化器官にも負担がたくさんかかるようになります。できれば早く歯を入れるようにした方がよいでしょう。歯を入れる方法はいろいろありますが、いずれの方法にも長所と短所があります。歯科医とよく相談してみてください。
第一大臼歯が抜けた場合は30%以上も咬む力が減少し、残った歯や消化器官にも負担がたくさんかかるようになります。できれば早く歯を入れるようにした方がよいでしょう。歯を入れる方法はいろいろありますが、いずれの方法にも長所と短所があります。歯科医とよく相談してみてください。
Q20. 入れ歯を入れた後も治療や定期検診に行かなければならないですか?
髪の毛が一本だけお口の中に入っただけでも気になるほど敏感な口腔に入れ歯を入れるのですから、入れ歯に慣れ自分に最もよく合うものになるまでにはリハビリの期間が大切で必要です。違和感が強くて慣れにくい時、接触が強すぎる場合にも、通院して歯科医とともに根気よく努力すれば、快適な入れ歯となります。また、年月に伴う口の中の変化や、人工歯の磨耗などによって入れ歯が合わなくなることがあります。このような入れ歯を長い間使用していると、残った歯・歯ぐき・顎関節などお口全体に悪影響が生じます。定期的に通院することで問題点を解決し、入れ歯とうまく付き合いましょう。
Q21. もっと薄くて、良い素材の入れ歯はありますか?
一般的に入れ歯の材料にはプラスチックと金属があります。 チタンや白金などの金属はプラスチックに比べると、
・薄くすることが可能で異物惑が少ない
・破損しにくい
・表面が滑沢で吸水性がなく衛生的である
・熱伝導性が良好なので食吻の冷熱変化が判りやすく味覚も感じやすい
等の長所があります。
しかし、良いことばかりではなく修理や調整がプラスチックに比べ困難な場合が多く、また金属の入れ歯は保険対象外になります。従って残っている歯や顎の状態によってはプラスチックの入れ歯の方が良い場合もありますので、歯科医と良く相談することが必要です。
・薄くすることが可能で異物惑が少ない
・破損しにくい
・表面が滑沢で吸水性がなく衛生的である
・熱伝導性が良好なので食吻の冷熱変化が判りやすく味覚も感じやすい
等の長所があります。
しかし、良いことばかりではなく修理や調整がプラスチックに比べ困難な場合が多く、また金属の入れ歯は保険対象外になります。従って残っている歯や顎の状態によってはプラスチックの入れ歯の方が良い場合もありますので、歯科医と良く相談することが必要です。
Q22. 総入れ歯で、プラスチックのものと金属のものがあると聞きましたが、どのように違うのですか?
金属はプラスチック(レジンという)より強度が高いので壊れにくく薄くできる、熱の伝わりがいいので食べた感じがいい、汚れを落としやすいなどの利点があります。特に、上顎に使用した場合にこの利点を生かせることができます。しかし、自費診療になります。
Q23.
寝るときは、入れ歯は入れたままでよいですか
歯科の専門学会でもはずして寝るべきか、入れたまま寝るべきか、意見が分かれているところですが、基本的には、夜間就寝時も義歯(入れ歯)は入れていることをお勧めします。その理由は、天然歯と同じような生理的な痛み合わせの確保であり、また、いわゆる老人性の顔貌でない自然な顔貌の確保にあります。つまり、自分の歯が存在している口腔の状態を維持する必要があるからです。
しかし、これをするには条件があります。それは、義歯の粘膜面と自分の顎の粘膜を食後に歯ブラシでしっかりとみがくことです。そして、顎の粘膜をみがいている間、清掃剤に義歯を漬けて化学的清掃を行います。
このように手入れをしておけば、夜間義歯を入れていることで、顎の粘膜に悪い影響を及ぼすことはありません。しかし、就寝時に義歯を入れていることでかえって苦痛を感じ、熟眠できずに睡眠不足になり、ストレスになるようであれば、むしろはずして寝た方が良いと思います。
しかし、これをするには条件があります。それは、義歯の粘膜面と自分の顎の粘膜を食後に歯ブラシでしっかりとみがくことです。そして、顎の粘膜をみがいている間、清掃剤に義歯を漬けて化学的清掃を行います。
このように手入れをしておけば、夜間義歯を入れていることで、顎の粘膜に悪い影響を及ぼすことはありません。しかし、就寝時に義歯を入れていることでかえって苦痛を感じ、熟眠できずに睡眠不足になり、ストレスになるようであれば、むしろはずして寝た方が良いと思います。
Q24. むし歯でもないのに、どうして痛むのですか?
永久歯は親知らずを含めると32本の歯がありますが、親知らずは最後に生えるため生える場所がなくなる場合が多く、完全に生えなかったり、斜めに生えたりするのです。その結果、親知らずの周囲が不潔になりやすく、炎症を引き起こしやすいのです。深いところに炎症は引き続き残り、再発を繰り返します。これを智歯周囲炎と言い、腫れや痛みの多くはこれが原因となります。また炎症だけではなく、むし歯・歯周病にもなりやすいのです。ブラッシングにより清潔を保つことが重要ですが、親知らずが原因で炎症を起こしている場合は早く受診することをお勧めします。
Q25. 親知らずは必ず抜かねばなりませんか?
親知らずは最後に生えるため生える場所がなくなる場合が多く、完全に生えなかったり、斜めに生えたりするのです。その結果、親知らずの周囲が不潔になりやすく、炎症を引き起こしやすいのです。深いところに炎症は引き続き残り、再発を繰り返します。これを智歯周囲炎と言い、腫れや痛みの多くはこれが原因となります。また炎症だけではなく、むし歯・歯周病にもなりやすいのです。
親知らずは必ず抜歯しなければならないというわけではありません。決められた場所にきちんと、うまく生えて他の歯と同じように歯としての機能を有している場合、あるいは骨の中に完全に埋伏した状態で、炎症を起こしたり、障害を起こしていない場合は抜く必要はないでしょう。 あくまでも生え方が悪く炎症を起こしている場合、むし歯がひどく他に治療法がない場合、顎の大きさと調和できず歯並びを悪くする原因となっている場合は抜歯となります。抜く時は腫れが強い時やあまり痛みがひどい時は避けて、炎症が治まり全身状態の良い時に抜いたほうが良いでしょう。
親知らずは必ず抜歯しなければならないというわけではありません。決められた場所にきちんと、うまく生えて他の歯と同じように歯としての機能を有している場合、あるいは骨の中に完全に埋伏した状態で、炎症を起こしたり、障害を起こしていない場合は抜く必要はないでしょう。 あくまでも生え方が悪く炎症を起こしている場合、むし歯がひどく他に治療法がない場合、顎の大きさと調和できず歯並びを悪くする原因となっている場合は抜歯となります。抜く時は腫れが強い時やあまり痛みがひどい時は避けて、炎症が治まり全身状態の良い時に抜いたほうが良いでしょう。
Q26. 親知らずを抜くと腫れたり痛んだりすると聞きました。本当でしょうか?
親知らずに限らず歯を抜いた後、腫れや痛みが出ることがあります。
特に親知らずの抜歯は難しい手術となることが多く腫れや痛みが出る確率は高くなります。
また炎症が強い時に抜くと、麻酔が効きにくく、腫れや痛みが強くなります。
抜歯後の腫れや痛みを予防したり軽減させる為には、お薬は指示どおりに服用する、抜歯した当日はうがいをしすぎない(血の塊が取れて骨が露出し、感染症にかかりやすくなる)、過激な運動・飲酒・喫煙・熱い風呂は避け安静に過ごすなどに注意することも必要です。
お口の中を清潔に保ってうまく乗り切りましょう。
特に親知らずの抜歯は難しい手術となることが多く腫れや痛みが出る確率は高くなります。
また炎症が強い時に抜くと、麻酔が効きにくく、腫れや痛みが強くなります。
抜歯後の腫れや痛みを予防したり軽減させる為には、お薬は指示どおりに服用する、抜歯した当日はうがいをしすぎない(血の塊が取れて骨が露出し、感染症にかかりやすくなる)、過激な運動・飲酒・喫煙・熱い風呂は避け安静に過ごすなどに注意することも必要です。
お口の中を清潔に保ってうまく乗り切りましょう。
Q27. 妊娠中に治療できますか?
妊娠中の歯科治療は可能です。
痛みを我慢してストレスをためるよりは、歯科治療を受けて快適に日常生活を過ごすほうが母体にも胎児にも良いと考えられています。
但し、妊娠中であることを主治医に伝えることは忘れないでください。
痛みを我慢してストレスをためるよりは、歯科治療を受けて快適に日常生活を過ごすほうが母体にも胎児にも良いと考えられています。
但し、妊娠中であることを主治医に伝えることは忘れないでください。
Q28. 昔の言い伝えで「妊娠すると赤ちゃんに栄養をとられ歯がガタガタになる」というのは本当ですか?
昔から「一子産むと一本失う」と言われてきましたが、子供を産んだからといって歯が悪くなる事は無いというのが定説です。
しかし、妊娠という特殊な条件で、歯や口腔内に支障をきたし易いことも事実です。
まず、妊娠によってホルモンバランスが変化し、歯肉炎が発症しやすくなります。
また、つわりの時期には胃液の逆流・刷掃時の不快感など口腔内が酸性化し易い環境となります。
その為、むし歯・歯肉炎は発症しやすく、体調を崩したりすると口腔清掃が難しくなります。
このような事から、出産を経験すると歯が悪くなると言い伝えられて来たと思われますが根拠はありません。
しかし、妊娠という特殊な条件で、歯や口腔内に支障をきたし易いことも事実です。
まず、妊娠によってホルモンバランスが変化し、歯肉炎が発症しやすくなります。
また、つわりの時期には胃液の逆流・刷掃時の不快感など口腔内が酸性化し易い環境となります。
その為、むし歯・歯肉炎は発症しやすく、体調を崩したりすると口腔清掃が難しくなります。
このような事から、出産を経験すると歯が悪くなると言い伝えられて来たと思われますが根拠はありません。
Q29. 妊娠中の歯科治療の注意事項を教えて下さい。
まず最初に妊娠中であることを主治医に必ず告げてください。
妊娠中の歯科治療は可能なのですが、注意しないといけない事があります。
妊娠初期は胎児のさまざまな器官が形成される時期で、レントゲン撮影やお薬に特に気を使う必要があります。
この時期は流産を起こし易く、つわりも生じてくるのであまり治療に適していません。
妊娠後期も早産につながりかねません。
したがって妊娠中期(妊娠5~7ヶ月)が治療に適しています。
必要に応じて産科医・歯科医と連絡を取り合い治療を行うことをお勧めします。
妊娠中の歯科治療は可能なのですが、注意しないといけない事があります。
妊娠初期は胎児のさまざまな器官が形成される時期で、レントゲン撮影やお薬に特に気を使う必要があります。
この時期は流産を起こし易く、つわりも生じてくるのであまり治療に適していません。
妊娠後期も早産につながりかねません。
したがって妊娠中期(妊娠5~7ヶ月)が治療に適しています。
必要に応じて産科医・歯科医と連絡を取り合い治療を行うことをお勧めします。
Q30. 口臭の原因は何ですか?
口臭は口腔疾患から発生することが多く、口の中にいる細菌が食べ物のカスなどを栄養源にして増殖することによります。
また、細菌が過度に増殖するとやがて歯肉の炎症を引き起こし、重度になると膿や出血が日常的に出る「歯周病」となります。
口臭は生理的口臭・病的口臭・心因性口臭に分類されます。
(1)生理的口臭:寝起き時、緊張時、疲労時に唾液の分泌量が減り、自浄作用が低下した時。
(2)病的口臭:口腔内の病気(むし歯、歯周病、劣化した詰め物、舌に付着した汚れ)がある時、また全身疾患(鼻、呼吸器、胃、肝臓疾患、糖尿病)でも生じます。
(3)心因性口臭:精神的口臭(口臭がないのに思い込んでしまう)
ほとんどはお口の中の病気によるものが多く、臭いは細菌によって産生されるメチルメルカプタンなどの揮発性硫黄化合物です。
また、細菌が過度に増殖するとやがて歯肉の炎症を引き起こし、重度になると膿や出血が日常的に出る「歯周病」となります。
口臭は生理的口臭・病的口臭・心因性口臭に分類されます。
(1)生理的口臭:寝起き時、緊張時、疲労時に唾液の分泌量が減り、自浄作用が低下した時。
(2)病的口臭:口腔内の病気(むし歯、歯周病、劣化した詰め物、舌に付着した汚れ)がある時、また全身疾患(鼻、呼吸器、胃、肝臓疾患、糖尿病)でも生じます。
(3)心因性口臭:精神的口臭(口臭がないのに思い込んでしまう)
ほとんどはお口の中の病気によるものが多く、臭いは細菌によって産生されるメチルメルカプタンなどの揮発性硫黄化合物です。
Q31.
口臭の予防法はありますか?
口臭は、口腔疾患から発生する事が多く、口の中にいる細菌が食物のカスなどを栄養源にして増殖する事によります。
また、細菌が過度に増殖するとやがて歯肉の炎症を引き起こし、重度になると膿や出血が日常的に出る「歯周病」となります。
毎日のお口の清掃はもちろんですが、歯科医院でのむし歯の治療、歯周病の治療や定期検診を行う必要もあるでしょう。
また、細菌が過度に増殖するとやがて歯肉の炎症を引き起こし、重度になると膿や出血が日常的に出る「歯周病」となります。
毎日のお口の清掃はもちろんですが、歯科医院でのむし歯の治療、歯周病の治療や定期検診を行う必要もあるでしょう。
Q32. 朝、起きた時の口臭が気になります。どうしたら良いですか?
寝起き・空腹時には唾液の分泌量が少なく、自浄作用が低下するために口臭が発生します。
これらは生理的口臭と呼ばれ、健康な人にもあり、口をゆすいだり、歯みがきをする事で軽快します。
お口の中は絶えず唾液で洗い流されていて、その量は一日でも増減します。
たとえば、食事中は多く分泌され、就寝中はもっとも減少します。
また、緊張した時も唾液は減少します。
これらは生理的口臭と呼ばれ、健康な人にもあり、口をゆすいだり、歯みがきをする事で軽快します。
お口の中は絶えず唾液で洗い流されていて、その量は一日でも増減します。
たとえば、食事中は多く分泌され、就寝中はもっとも減少します。
また、緊張した時も唾液は減少します。
Q33. 外傷により歯が抜けた場合、抜けた歯を元に戻すことはできますか?その場合、歯科医院で受診するまで抜けた歯を保存する方法を教えてください。
事故や怪我により抜けてしまった歯は、条件次第で元に戻すことができます。
歯の根の表面細胞のダメージが小さいほど予後は良くなります。
そこで、牛乳を満たした容器の中、あるいは口の中(頬の粘膜と歯の間)に入れておき、できるだけ早く歯科医院に行きましょう。
歯が抜けてからの経過時間が短いほど歯を残せる可能性が高くなります。
歯の根の表面細胞のダメージが小さいほど予後は良くなります。
そこで、牛乳を満たした容器の中、あるいは口の中(頬の粘膜と歯の間)に入れておき、できるだけ早く歯科医院に行きましょう。
歯が抜けてからの経過時間が短いほど歯を残せる可能性が高くなります。
Q34. 子供の歯がケガで折れたのですが大人の歯への影響はありますか?
どの部分で折れた場合でも歯科医の適切な処置により大人の歯への影響を最小限に止めることができます。
表層のエナメル質の部分のみの破折なら痛みが無くしみない場合もありますが、受傷した外力により歯の神経が壊死をおこし、永久歯の形成に障害が起こることがありますので注意が必要です。
表層のエナメル質の部分のみの破折なら痛みが無くしみない場合もありますが、受傷した外力により歯の神経が壊死をおこし、永久歯の形成に障害が起こることがありますので注意が必要です。
Q35. 外傷を防ぐマウスガードとはどんなものですか?
格闘技やフットボールなど体が激しくぶつかりあうスポーツで、歯や顎の骨が折れたり、口の中の粘膜が傷つかないように口の中を保護する器具です。
軟性のプラスチックでできたマウスピースで、上の歯全体に被せて使います。
スポーツ用品店などで販売している既製品と、歯科医院で歯形をとって作るものがあります。
軟性のプラスチックでできたマウスピースで、上の歯全体に被せて使います。
スポーツ用品店などで販売している既製品と、歯科医院で歯形をとって作るものがあります。
Q36. 顎関節症の原因にはどのようなものがあるのでしょうか。
顎関節症の原因には、咬み合わせの異常(強くぶつかる歯がある、奥歯の咬み合わせが低いなど)、無理なあごの使い方、悪習癖(歯ぎしり、くいしばり、片側ばかりでのかみ癖など)、精神的ストレスなどがあり、これらの原因が単独、あるいは複合して顎関節症を引き起こすと考えられています。
また、顎関節や咀嚼筋の抵抗力の個人差も関係していると考えられています。
また、顎関節や咀嚼筋の抵抗力の個人差も関係していると考えられています。
Q37. どのくらいの大きさまで口を開けることができれば正常なのでしょうか。
いちばん大きく口を開けたときの上の前歯と下の前歯の間の距離を最大開口量と呼んでいます。
あごに異常のない成人の最大開口量の平均は45~50mm程度といわれています。
ただし、あごの大きさや歯並びなどにより、個人差がありますので、一般的には、痛くなく40mm以上口を開けることができれば、正常範囲と考えられています。
あごに異常のない成人の最大開口量の平均は45~50mm程度といわれています。
ただし、あごの大きさや歯並びなどにより、個人差がありますので、一般的には、痛くなく40mm以上口を開けることができれば、正常範囲と考えられています。
Q38. マウスガードとは何ですか
マウスガードは、ボクシングではマウスピースとも呼ばれています。3ミリくらいの厚さのやわらかいプラスチックでできていて、上の歯にかぶせ、歯や口の中を保護する器具です。
ラグビー・空手・バスケットボールなど、体が激しくぶつかり合うスポーツで、試合中に他の選手とぶつかったときに、歯が折れたり、口の中が切れたりすることを防ぎます。
スポーツ用品店で購入して自分であわせるものと、歯科医院で歯型をとって作るものがあります。
ラグビー・空手・バスケットボールなど、体が激しくぶつかり合うスポーツで、試合中に他の選手とぶつかったときに、歯が折れたり、口の中が切れたりすることを防ぎます。
スポーツ用品店で購入して自分であわせるものと、歯科医院で歯型をとって作るものがあります。
Q39. 歯ぎしりは良くない事ですか?
人間の顎は、進化的には魚の鰓(えら)から発達してきた事が解っています。
後に、手や足の様に自分の思うままに動かせる能力を獲得したのですが、肺や心臓の様に意識とは違うレベルで自律的に動くという本来の性格も残っています。
無意識のうちに歯ぎしりや食いしばりをしているのは、そういう顎の持つ性格によるものだと考えられています。
アメリカ睡眠障害学会では、睡眠中の歯ぎしりや食いしばりそのものを異常なものであるとはとらえていません。
ただし、性格、ストレス、薬などの影響で強調されることがあり、歯ぎしりなどが異常に増強した場合には病的な状態を招くとしています。
歯ぎしりそのものを止めさせるというよりは、軽度に、いかにスムーズな歯ぎしりを行うことが出来るかという事を、治療の方針として考えるようになってきました。
ネズミを使った動物実験ですが、電気ショックをストレスとして与え、血液中の反応物質の量を、歯ぎしりをさせたものと、させないものとで比較すると、歯ぎしりや食いしばりによって血液中のストレス反応物質の量が抑制される事も証明されています。
後に、手や足の様に自分の思うままに動かせる能力を獲得したのですが、肺や心臓の様に意識とは違うレベルで自律的に動くという本来の性格も残っています。
無意識のうちに歯ぎしりや食いしばりをしているのは、そういう顎の持つ性格によるものだと考えられています。
アメリカ睡眠障害学会では、睡眠中の歯ぎしりや食いしばりそのものを異常なものであるとはとらえていません。
ただし、性格、ストレス、薬などの影響で強調されることがあり、歯ぎしりなどが異常に増強した場合には病的な状態を招くとしています。
歯ぎしりそのものを止めさせるというよりは、軽度に、いかにスムーズな歯ぎしりを行うことが出来るかという事を、治療の方針として考えるようになってきました。
ネズミを使った動物実験ですが、電気ショックをストレスとして与え、血液中の反応物質の量を、歯ぎしりをさせたものと、させないものとで比較すると、歯ぎしりや食いしばりによって血液中のストレス反応物質の量が抑制される事も証明されています。
Q40. 睡眠時無呼吸症候群と診断されました。改善することはできますか?
この疾患への対応は医科(例えば耳鼻科)との連携が必要です。歯科だけで診断、処置等を行えるものではありません。
無呼吸とは10秒間の呼吸の停止と定義されます。それが1時間に5回以上記録される場合は病的と考えられ、その他、いびき、日中の異常な眠気、起床時の頭痛、熟睡感が無いなどの症状が合併しているとき睡眠時無呼吸症候群と診断されます。この疾患は、睡眠中の無呼吸によって分断された睡眠がもたらす様々な悪影響の他、高血圧、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などのリスクファクター(マイナス要因)として臨床上重要視されています。
診断には終夜睡眠ポリグラフィー検査を行います。測定する項目は、睡眠状態をみるために脳波・筋電図・眼球運動、そして睡眠中の呼吸の状態をみるためにお腹と胸の動き、さらに血液中の酸素濃度などです。
治療法は、まず患者さんには(1)睡眠中の体位の工夫(2)体重コントロール(3)生活習慣の見直し、等を行ってもらいます。医療機関では、(1)CPAP治療(経鼻的持続陽圧呼吸療法)(2)手術療法 (3)歯科装具による治療を行います。このうち歯科装具は、睡眠中に装着し、気道スペースを広げ、気道の閉塞を防ぐ物です。
無呼吸とは10秒間の呼吸の停止と定義されます。それが1時間に5回以上記録される場合は病的と考えられ、その他、いびき、日中の異常な眠気、起床時の頭痛、熟睡感が無いなどの症状が合併しているとき睡眠時無呼吸症候群と診断されます。この疾患は、睡眠中の無呼吸によって分断された睡眠がもたらす様々な悪影響の他、高血圧、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などのリスクファクター(マイナス要因)として臨床上重要視されています。
診断には終夜睡眠ポリグラフィー検査を行います。測定する項目は、睡眠状態をみるために脳波・筋電図・眼球運動、そして睡眠中の呼吸の状態をみるためにお腹と胸の動き、さらに血液中の酸素濃度などです。
治療法は、まず患者さんには(1)睡眠中の体位の工夫(2)体重コントロール(3)生活習慣の見直し、等を行ってもらいます。医療機関では、(1)CPAP治療(経鼻的持続陽圧呼吸療法)(2)手術療法 (3)歯科装具による治療を行います。このうち歯科装具は、睡眠中に装着し、気道スペースを広げ、気道の閉塞を防ぐ物です。
Q41. 歯ぎしりの予防法はありますか?
団体旅行などで人に迷惑をかけるのではないか?今後、噛めなくなるのではないか?など不安はあると思います。
健康保険ではそのような方の為にナイトガードと呼ばれているボクシング等で使用されるマウスピースのような予防・改善器具の作製が認められています。
原因は心因性・噛み合わせなど複合的なので対症療法が中心となりますが、改善できる場合もありますので、歯科医院でご相談下さい。
健康保険ではそのような方の為にナイトガードと呼ばれているボクシング等で使用されるマウスピースのような予防・改善器具の作製が認められています。
原因は心因性・噛み合わせなど複合的なので対症療法が中心となりますが、改善できる場合もありますので、歯科医院でご相談下さい。
Q42. どうして歯ぎしりがおこるのですか?
「歯ぎしり」とは睡眠時などに歯を強くこすり合わせ、きりきりと音をたてることです。
歯ぎしりが起こる原因はいろいろありますが、成長期に起こる歯ぎしりのように、かみ合わせを調整するための生理的な反応もあります。
しかしかみ合わせに全く問題が無くても、強い歯ぎしりを日常的に行っている人もおり、歯ぎしりがどのようなメカニズムで起こるのかは未だ明確になっていません。
日々のストレスが歯ぎしりに影響を与えるという報告もあり、これは現代人にとっては避け難いことかもしれません。
歯ぎしりが起こる原因はいろいろありますが、成長期に起こる歯ぎしりのように、かみ合わせを調整するための生理的な反応もあります。
しかしかみ合わせに全く問題が無くても、強い歯ぎしりを日常的に行っている人もおり、歯ぎしりがどのようなメカニズムで起こるのかは未だ明確になっていません。
日々のストレスが歯ぎしりに影響を与えるという報告もあり、これは現代人にとっては避け難いことかもしれません。
Q43. 歯ぎしりはどのような害があるのですか?
顎関節症の原因として、また高齢化社会を迎えて増加傾向を示す歯の破折や、修復物の脱落の原因となると考えられています。
また、ブラキシズムが続くと、歯の痛みや肩凝りなどさまざまな不快症状が出る場合があります。
さらに、ブラキシズムによる強い力は、重度歯周病の進行につながると考えられています。
また、ブラキシズムが続くと、歯の痛みや肩凝りなどさまざまな不快症状が出る場合があります。
さらに、ブラキシズムによる強い力は、重度歯周病の進行につながると考えられています。
Q44. 朝起きた時やお腹がすいた時など、自分の口臭が気になりますが、専門家に診てもらった方がよいでしょうか?
誰でも起床した時や空腹の時は、口臭が出るものです。生理的なものとして、気になさらない方がよいでしょう。ただし、お口の中に問題(歯みがきの仕方が悪い、治療されていないむし歯や歯周病などがあること)が発見されることがあります。かかりつけの歯科医の先生に一度チェックしてもらうとよいでしょう
Q45. 最近になって家族や知人から「口が臭くなった」といわれることが多くなりました。近所の歯科医で診てもらっても「確かに口臭はあるが、むし歯や歯周病などはない」、また、紹介された胃腸科や耳鼻科でも「異常なし」とのことです。歯みがきは毎日2回欠かさず行っていますし、いったいどこに問題があるのでしょうか?
おそらく、唾液(つば)の分泌低下が疑われます。唾液が少なくなると口の中の細菌の活動が活発になり、様々な腐敗産物を作り出すことで口臭の原因になります。
唾液が少なくなる原因として、
1)生理的なもの(起床直後、空腹時、加齢、月経など)
2)仕事によるストレス(多忙な仕事、緊張の多い仕事、夜勤の多い仕事)
3)薬によるもの(高血圧や糖尿病など、慢性疾患の薬の副作用として)
などがあげられますが、ご年齢から推察して、3)の薬の副作用によるものが最も可能性が高いと思われます。
慢性疾患のお薬には大なり小なり、唾液の分泌を抑える副作用があるのです。
唾液が少なくなる原因として、
1)生理的なもの(起床直後、空腹時、加齢、月経など)
2)仕事によるストレス(多忙な仕事、緊張の多い仕事、夜勤の多い仕事)
3)薬によるもの(高血圧や糖尿病など、慢性疾患の薬の副作用として)
などがあげられますが、ご年齢から推察して、3)の薬の副作用によるものが最も可能性が高いと思われます。
慢性疾患のお薬には大なり小なり、唾液の分泌を抑える副作用があるのです。
Q46. パノラマ写真を撮影した後に、歯のX線写真を撮られましたが、そんなに必要なのですか。
パノラマ写真は上下の顎骨や左右の顎関節まで展開されて写り、治療する歯がその中のどの辺にあって、周囲とはどのような関係にあるのか観察できます。
また、潜在的な疾患があったとしてもその発見にも役立ちます。
ただ、パノラマ写真は歯のX線写真ほど鮮明ではなく前歯部に障害となる陰影が現れたりなどするため、実際に歯を治療するためには、歯のX線写真が必要になるわけです。
また、潜在的な疾患があったとしてもその発見にも役立ちます。
ただ、パノラマ写真は歯のX線写真ほど鮮明ではなく前歯部に障害となる陰影が現れたりなどするため、実際に歯を治療するためには、歯のX線写真が必要になるわけです。
Q47. 歯のX線写真を何回も撮影していますが、癌にはならないのでしょうか。
歯のX線写真一枚当たり、実効線量当量は0.03mSv程度で、一年間に受ける自然放射線量2.4mSvと比べ小さな値です。
又、200mSv以下の低線量の被爆による有意な白血病の増加はみとめられておりません。
又、200mSv以下の低線量の被爆による有意な白血病の増加はみとめられておりません。
Q48. 歯みがきは何歳くらいから始めたら良いのでしょうか?
生後六ヶ月頃から前歯が生えはじめ、満一歳になる頃には前歯がそろってきます。歯ブラシを使う事を嫌がらない場合は良いのですが嫌がる場合は、母親が親指と人差し指にガーゼを巻き付け、歯の根元から先端に向けてガーゼを動かして汚れを取って下さい。学習能力が高い時期ですので、おかあさんが歯みがきをしているところをお子さんに見せる事も大切です。
Q49. 永久歯が見えないまま乳歯が自然に抜けましたが、そのまま放置していいですか?
抜けた原因や場所にもよりますが、いずれ永久歯が生えてくるからと放置している方を時々見かけます。特に奥歯は放置しておくと、上手に噛めず片側噛みのクセがつく心配があります。また、六歳頃一番奥に「六歳臼歯」と呼ばれている第一大臼歯が生えてきます。早期に乳臼歯を失うと六歳臼歯の位置がずれて歯並びにも影響します。永久歯の生えてくるスペースの確保が必要な場合もあります。
Q50. 六歳臼歯がむし歯になりやすいと聞きましたが、なぜでしょう?
六歳臼歯は乳歯の影に隠れて一番奥にゆっくりと出てくるため、歯ブラシの届きにくい状態が長く続きます。スナック菓子のような食べかすが歯に残る物を食べる事が多いようです。
生える途上の六歳臼歯は歯の質が未完成でむし歯菌に対する抵抗力が弱く、歯みがきが悪いと急速に大きなむし歯に発展してしまいます。
生える途上の六歳臼歯は歯の質が未完成でむし歯菌に対する抵抗力が弱く、歯みがきが悪いと急速に大きなむし歯に発展してしまいます。
Q51. 乳歯がなぜ虫歯になってはいけないのですか?
乳歯は子供の健全な成長に重要な意味をもっています。乳幼児期から第二乳臼歯の生理的脱落の11才頃まで咀嚼器としての重要な役割を果たします。
後続永久歯を正常な位置に萌出させるために永久歯の道しるべの役割も持っています。このため、永久歯に交換するからといって、虫歯のまま放置してはいけません。
早期に乳臼歯を失うと6歳臼歯の位置がずれて歯並びにも影響します。永久歯の生えてくるスペースの確保が必要な場合があります。
後続永久歯を正常な位置に萌出させるために永久歯の道しるべの役割も持っています。このため、永久歯に交換するからといって、虫歯のまま放置してはいけません。
早期に乳臼歯を失うと6歳臼歯の位置がずれて歯並びにも影響します。永久歯の生えてくるスペースの確保が必要な場合があります。
Q52. 虫歯になりやすい子、なりにくい子がいるのはなぜですか?
個体差を決定づけるものに大きく分けて遺伝因子と環境因子があります。虫歯はこの両因子が複雑に絡み合い形成されています。
Q53. むし歯菌は、どこから来るのですか?
人間は生まれ落ちた瞬間から、種々の雑菌と共存し始めます。口の中も例外ではなく、オギャーと産声を発した瞬間からいろいろな菌が住み着き始め、最終的には500種類以上の細菌が口の中に生息することになります。
最近の研究によると、70%以上の確率で母親の口の中の細菌とそのお子様は同様のタイプであることがわかっています。同じスプーンや箸を使う事は注意したほうが良いでしょう。
このような観点から、妊娠する可能性のある女性では、むし歯と歯周病の処置をきちっとしてお産や子育てを迎えることが大切です。そのことがひいては、お口の健康につながるのです。
最近の研究によると、70%以上の確率で母親の口の中の細菌とそのお子様は同様のタイプであることがわかっています。同じスプーンや箸を使う事は注意したほうが良いでしょう。
このような観点から、妊娠する可能性のある女性では、むし歯と歯周病の処置をきちっとしてお産や子育てを迎えることが大切です。そのことがひいては、お口の健康につながるのです。
Q54. 口腔癌は、どんな病気ですか?
口の中にできる癌を総称して口腔癌といいます。舌が一番多く、歯肉・舌下・頬の粘膜・唾液腺・顎にも発生し、ほとんどの場合は目で見える潰瘍となりますが、口内炎のように接触痛はあまり無いのが特徴です。不適合な入れ歯の長期使用やむし歯で崩壊した歯の縁が粘膜を刺激して癌化する事もあります。最近の研究では良く噛んで唾液を出すと数多くの酵素やホルモンが分泌され予防に役立つ事が解ってきました。
Q55.
寝たきりの方、障害のある方の歯磨きはどのようにしたら良いですか?
その障害度により異なりますが、歯みがきは一本ずつ丁寧に磨く一般的な方法で良いと思います。但し、どこまで健常者と同じに出来るかでみがき方は変わってきます。他者が歯みがきをする場合は頭と身体を充分に固定し、出来るだけ座位・半座位(上体を30度起こして頭の下に枕を入れて固定)で行います。これが出来ない場合は麻痺の少ない側にお顔を下に向けて歯みがきします。この事で誤嚥防止に役立ちます。体位が決まったら始めます。うがいの出来る方なら普通に歯みがき粉をつけて行います。リハビリも兼ねて最初は自分でみがいてもらい、仕上げは介助者が行うと良いでしょう。電動歯ブラシも有効です。
寝たきりで体位が変えられない場合は、お口の清拭を行います。割りばしに綿花を巻いて含嗽剤(イソジン・アズレンなど)を含ませて清拭すると清涼感もあり細菌量も減少します。
経管栄養の方も歯が残っている場合は清拭します。食物を口にしなくても胃液や唾液中に含まれる細菌が歯に付着しますので、むし歯や歯周病になりやすいからです。
在宅介護でお口のケアを行う事は介助者にとって負担になりますが、口臭を抑えたり誤嚥性肺炎の防止になりますので、頑張ってお世話をお願い致します。
寝たきりで体位が変えられない場合は、お口の清拭を行います。割りばしに綿花を巻いて含嗽剤(イソジン・アズレンなど)を含ませて清拭すると清涼感もあり細菌量も減少します。
経管栄養の方も歯が残っている場合は清拭します。食物を口にしなくても胃液や唾液中に含まれる細菌が歯に付着しますので、むし歯や歯周病になりやすいからです。
在宅介護でお口のケアを行う事は介助者にとって負担になりますが、口臭を抑えたり誤嚥性肺炎の防止になりますので、頑張ってお世話をお願い致します。
Q56. インプラントとは?
むし歯や歯周病などで失った自分の歯(天然歯)を支えていたあごの骨に埋めこむ人工歯根のことをいいます。
インプラントは、あごの骨に埋めこまれたあと、骨と結合して新しい歯を支える土台(支台)となります。
ここでは、インプラント治療に寄せられた皆さまの疑問にお答えします。
インプラントは、あごの骨に埋めこまれたあと、骨と結合して新しい歯を支える土台(支台)となります。
ここでは、インプラント治療に寄せられた皆さまの疑問にお答えします。
Q57. インプラントの成功率ってどのぐらいなの?
30年以上におよぶ臨床と100万人以上の患者の治療結果に基づいた統計によれば、個々のインプラントの成功率はほぼ95%とみられています。インプラントで支台をつくって行うブリッジの成功率は、さらに高い数字を示しています。
Q58. インプラント治療の費用は?
インプラントによる治療費は、修復する歯の本数や埋めこむインプラントの本数など複数の要因によって左右されます。また、インプラント治療の前にいくつかの追加的な治療が必要になる場合もあります。
Q59. どんな人に向いているの?
外傷や歯周病、むし歯などのために1本または複数の歯を失った患者さんなら、誰でもインプラント治療の対象となります。ただし、一部の慢性疾患を抱える患者さんにはインプラント治療ができない場合もあります。
Q60. 従来の入れ歯やブリッジ治療と比較して、どんなメリットがあるの?
インプラントの最大のメリットは自分の歯のように噛めることですが、次のような効果も指摘されています。
1.外観の改善
歯を失うと、顔立ちが老けて見えてくる場合があります。このプロセスは、従来型の入れ歯やブリッジでは食い止めることはできませんが、インプラントによって防ぐことができます。
2.天然歯の保護
従来、ブリッジを装着する場合、失った歯の両側の歯を削る必要がありました。インプラントでは多くの場合、健康な歯に手を加える必要はありません。
3.生活の質(QOL)の向上
インプラントを支台にした新しい歯は、外観、装着感、機能のいずれも天然歯と同様です。自分の歯と同じように好きなものを食べられ、外観も変わらないことから、QOLを向上させるメリットも期待できます。
1.外観の改善
歯を失うと、顔立ちが老けて見えてくる場合があります。このプロセスは、従来型の入れ歯やブリッジでは食い止めることはできませんが、インプラントによって防ぐことができます。
2.天然歯の保護
従来、ブリッジを装着する場合、失った歯の両側の歯を削る必要がありました。インプラントでは多くの場合、健康な歯に手を加える必要はありません。
3.生活の質(QOL)の向上
インプラントを支台にした新しい歯は、外観、装着感、機能のいずれも天然歯と同様です。自分の歯と同じように好きなものを食べられ、外観も変わらないことから、QOLを向上させるメリットも期待できます。
Q61. インプラントのお手入れってどうするの?
インプラント治療でつくった新しい歯は、天然歯と同じように日常的なお手入れと最低6ヶ月ごとの定期的な検査が必要です。